後継奮闘記~概略編~

トレー町工場の後継奮闘記

千葉県にある町工場三代目後継、芝田有誠です。
有限会社芝三工業所では、真空成形でトレーやブリスターパックを製造しています。
後継奮闘記では、中小企業が減っていく中、なぜ私が町工場に戻ったのか記載しています。
後継候補、これから次世代に事業を託す人に一つの事例として、自分の生き様を発信します。
今回は概要編として、今後の発信予定を記載します。

商社・ベンチャーを経て町工場に戻った後継

まずは私がどこで何をしてきたか記載します。

基本情報

• 名前：芝田有誠
• 出身地：千葉県松戸市（生まれは富山県）
• 年齢：1996年11月生まれの27歳

経歴

1. 私立市川高等学校を卒業(2015)
2. 千葉大学工学部メディカルシステム工学部を卒業(2019)
3. 岡谷鋼機株式会社名古屋メカトロ部(~2021.7)
   1. 大手企業様向けの部品在庫販売営業
   2. 工場自動化の新規営業（テレアポ→現地訪問・提案）
4. キャディ株式会社(~2023.6)
   1. 在庫取引立ち上げ初期における出荷業務の構築
   2. お客様への品質保証
   3. パートナー様の現場に入り込んでの品質改善
   4. ベトナムでの取引・組織立ち上げ
5. 有限会社芝三工業所(2023.7~)
   1. 現場改善
   2. 新規営業
   3. 新規事業推進

町工場がSNS発信をする理由

後継がSNS発信を決意した理由

どうしてSNS発信の実施を決意したかを説明していきます。

思った以上に近くに潜んでいる人手不足の問題

まずはテレビの情報が現実であることを知りました。

• テレビでよく人手不足で中小企業が減っていることは耳にしていた
• 家業も10年後には、父を含めて約半分の社員さんが定年を迎えることを知る
• 松戸市の集まりでも経営者の皆様が父親と同世代

改めて今後10年、20年の間で大きな世代交代の波が来る。
日本の製造業はこの波を超えて、次世代へバトンを繋ぐことが出来るのだろうか。
と考えることが増えました。

人手不足を肌で感じた後継の決心

• せっかく家業を継ぐのであれば、社会に貢献したい
• 少しでも父に恩返しがしたい
  • 就職活動中は陸王の見過ぎだと、面接官の方に言われました。笑

中小企業の後継問題であれば、「自分がやりたいと思える」・「これまでの経験を活かすことが出来る」・「社会からも必要とされている」自分の人生を費やすことに後悔はないと思うことが出来ました。

そこでまずは、自分の活動を発信することから初めてみよう。そう思いました。

SNS発信で後継がしたいこと

上記だけでは綺麗事なので、本取組の狙いについても記載させて頂きます。

背景には以下の原体験と思いがあります。

• 恥ずかしながら、町工場の1社員がテレアポをしても取り合って頂けない
• SNS活用で営業を活性化することが出来ないか
• 今の自分に発信できることは自分自身について

今後発信予定の記事概要

まずは自分が家業に戻るまで、そして、戻ってみてという変遷を記事にしたいと思います。

1. 学生時代
   1. 学生時代の自分から見た家業の存在について書きます。
   2. 自分の父親世代の中小企業の経営者様や自分と同じ立場の後継候補の方にお読み頂けると嬉しいなと思っています。
2. 商社時代
   1. 自分が経験したこと、意識していたこと、そしてそれらを通して生じた家業への思いの変化について書きます。
   2. 家業があるが、現在は企業で社員をされている方から是非フィードバック等を頂きたいと思っております。
   3. 子供に家業を継いで欲しいが、現在お子様は他の企業で働いているという父親世代の経営者様にもお子様と会話をされるきっかけとして使って頂ける記事になればいいなと思っています。
3. ベンチャー時代
   1. 個の力の高め方、ミドルマネジメントの大切さについて書きます。
   2. その中で持った新たな後継の捉え方を記載していきます。
   3. 後は継がないと決めている方にもぜひ読んで頂きたいです。
4. 家業参画以降
   1. 感じた課題と自分で決めたロードマップ、そして実際のアクションを書きます。
   2. 後継が頑張ってるなぁと少しでも思って頂けるように書きます。
   3. 次世代に後を任せる側の人にも参考になる記事にします。

町工場後継の決意表明

今後、自分の足跡として家業での取り組みを発信し続けます。
町工場の後継がどんな未来を辿るのか、ぜひご注目ください。
町工場の後継がどんなに面白いのかをお伝えしてみせます！

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